瞳を閉じれば、あの日の笑顔ばかりが ―――― 。
あぁ、アナタの手を掴みたかった。
目の前に差し出されていたのに
何故
振り払ってしまったのだろう。
遠い日は、戻ることなく。
もう一度、アナタに触れたいと 願う。
お前なら、どうするかな?
あの日から
そんな自問ばかりを繰り返して。
帰ってくるはずもない、返事を待っているんだ
どれだけ 私が必死だったか お前に わかるのか ?
お前に追いつく為に 追い越す為に
なのにお前は いつもそのバカげた笑顔を 私に向けた。
「 息抜きに 街へ行こう! 」
差し出した その手を 私が どれほど 掴みたかったか
やっと その想いに気が付いたときには
お前は 私の前から 居なくなっていた ・・・ 。
瞳を閉じれば、あの日のお前の笑顔ばかりが 思い出される。
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